22卒 ~就職活動が不安な方へ~
どうも! しがない新規トラジャ担 のもふです!
実は仕事で採用担当をしております。(就活支援団体にもいたので、半ば就活ヲタクです実は。
フォロワさんに就活に不安を感じている方をお見受けしたので、普段お世話になっている方々に何か還元できるものはないかと、筆を執りました。
マインドから、実践まで幅広くざっくり触れるつもりです。質問、実際の指導、相談等あれば、コメントやDMまで!
目安としては、実践編は就活はじめたて、マインド編は就活終盤で心が揺さぶられている21卒にも読んでもらいたいな、という内容です。
以下で紹介するサービスは全て私が現役時代に使っており (現役時代から就活ヲタクでした) ますので、安心してね~
目次
~市況の整理~
・現在の就職活動を取り巻く環境
・21卒はどうなったのか、22卒は
~マインド編~
・就職活動に向き合うという事
・社会人として最低限の基礎力を身に着ける期間
・覚悟を決める為の期間
~実践編~
・インターンシップのすゝめ
・選考対策
・企業研究のコツ
~敵を知り、自分を知って、敵を知る~
・業界地図のすゝめ
・就活の軸
・軸の深堀と自己分析
~にっちもさっちもいかない場合~
現在の就活を取り巻く環境
コロナウイルスが発生するまでは売り手市場と言われておりました。売り手市場とは、一人の学生に対して、内定を出す企業数が多く、比較的学生に有利な状態にあったという事です。
しかし、コロナウイルスによる経済の打撃を受け、売り手市場から買い手市場へとシフトし、内定をもらいづらい環境になったのではないか、と危惧されている学生さんが多くいらっしゃいます。
考え自体は実に正しく、企業にとって人件費は最大のコストですので、儲けが少なければ、その分採用人数を減らすのは自明。
(実際に人を1人雇うと退職までに1億円支払うと言われています。また日本の法律上解雇は、滅多な事がない限りできません。
ただ、現状航空業界等一部を除き、極端に採用人数を減らす企業は多くなく、売り手市場から買い手市場へと急激に変化するのではなく、企業と学生の立場が対等に近づきつつあるといったところです。
21卒はどうなったのか 22卒は
21卒のスケジュールとしては、やはり全体的に後ろ倒しの傾向となりました。また、大きなトピックとしては、就活においてオンライン化が急激に進みました。
オンライン化が進んだと言えど、やはり長らく一緒に働く仲間として、最終的には実際に会うという手段をとる企業が多いです。
(それもこれもこのタイミングで非常事態宣言が解除されたからですね。
このオンライン化の延長で、三密になりがちなインターンシップや各種イベント、合同企業説明会についてもオンラインで実施、実施検討されています。
先述の通り、21卒の採用人数には大きく影響がなかったものの22卒につきましては、今後次第ということになります。
オリンピックが開催されるのであれば、景気の回復を見込んで採用人数が増えるかもしれませんし、このまま景気が落ちていく一方であれば、然り、です。
就職活動に向き合うという事
就活のゴールは皆から羨まれる企業に内定をもらう事ではありません。
自分の志向性 (やりたいこと) 、適性 (行動や性格の特徴) に合う企業に入社し、そこで一定のパフォーマンスを上げ、そこで得た収入をもって自身の人生を充実させること、です。
何を言っているのか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ただ入る会社を選ぶのではなく、人生の中で一番長い時間を過ごす会社を選ぶことは、その後の人生自体を決める、という事です。
その会社にご自身が合うかは、その会社の人でなければ、分かりません。ですので、一生懸命準備をしたとしても、その会社に入れない事はあります。
辛いですが、それは能力が足りなかったのではなく、単に合わなかったという事です。
就活は恋愛に似ているとよく言われますが、基本的な能力を身に着ければ、後はマッチングの世界なので、気負い過ぎずにやっていきましょう。
但、ご自身の事はご自身が一番わかっていますし、きちんと企業に伝え義務はありますので、そこは頑張ってくださいね♪
社会人としての最低限の基礎力を身に着ける期間
就職活動とは何なのか。エントリーシートを書く事? SPIの勉強? インターン? 説明会を聞く事? OB訪問? 自己分析?
大きく2つに分けられるかと思います。
① 社会人としての最低限の基礎力を身に着ける期間
② 覚悟を決める期間
エントリーシートは、社会人として相手に自分自身の考えを伝えられる様に文章を書く技術を身に着けられているか。
SPIは、社会人として最低限必要な言語非言語の知識が身につけられているか。
グループディスカッションやインターンは、最低限社会人として周りの人とうまく話や作業を進められるのか。
OB訪問は、アポを取り、社会人として最低限きちんとインタビューが出来るのか。
面接は、社会人として最低限人と話す事が出来るのか。
という視点で見られている、と考えてください。
ですので、企業での長期インターン等で、既に社会人としての基礎を叩きこまれている方にはそこまで臆する必要のない事なのです。
但しその様な経験がない方からすると、時間を守る。身だしなみを整える。相手に失礼のない言葉を使う。下調べをしていく。等一つ一つが大きな負担になるという事です。
学生と社会人にはやはり大きな違いがある。ということです。
覚悟を決める為の期間
社会人しんどいです。何故かというと対価として給与を貰っているから。
そして色々な理念、目的はあれど、企業の利益の為に働きます。
なので、思いやり・好きな事・成長・楽しみと言った事が中心の学生生活とは異なり、効率・採算・パフォーマンス重視の言動になります。
社会人が忙しいのは、短時間で沢山の仕事をこなせた方が企業の利益、ひいては自分の評価に繋がるからです。
時間が掛かったら、その分残業代は、企業にとってのコストですよね。
仕事中かならずしも優しい言葉をかけてもらえる訳ではないですし、自分の役割であれば遅くまで働き体力的にも精神的にもきつい局面は沢山あります。
お金を貰っている相手には理不尽な事を言われても、言い返さず、飲み込まなくてはなりません。
そんな時間が生活の大半を占めるのです。辛い、がベースにあるからこそ、その先に繋がる未来や、職場環境、適性に合った仕事を選ぶ事が重要になります。
社会人としての辛さを上回る、ご自身がやりがいを感じられる仕事を選んでください。
辛い時間もその先に繋がる何かが自分の好きな物、目指すものであれば、頑張れるでしょう。
だからこそ、自分の好きな事、得意な事、向いている事、目指すものとじっくり向き合い、それをきちんとアピールする。
自分の好きな事、得意な事、向いている事、目指すものが実現できる企業を辛抱強く調べる必要があるのです。
ブランドや耳心地のいい言葉に惑わされず、自分の心に正直になる事が重要です。
大企業に入ったって合わなくて、1,2年でやめる方なんてゴロゴロいるのですから、、、
インターンシップのすゝめ
では実際にどの様に取り組むべきか。先程の2つの観点から話を進めます。
基礎力、ですが、実践あるのみです。
今見てる方。まずマイナビ / リクナビ どちらかに登録してください。
そこで、興味のある企業のインターンシップにエントリーしてください。
(リクナビの方が耳馴染みが良いかもしれませんが、実は今はマイナビの方が掲載者数は多いです。
ハイレベル就活向け
gaishishukatsu.com
その興味はなんとなく、で構いません。Twitterのいいね、位の軽い気持ちで構いません。話はそこからです。
インターンシップには選考の無いor抽選の短期間のものと、選考のある2日日間以上のものがあります。
両方を数社エントリーしてください。
インターンシップは基本的に良い事しかありません。(参加時の態度があまりにも酷ければ話は別です。
良い事 ① その業界、企業、職種について知れる。
早期から直前期にかけて、企業は業界、企業、職種、社風・制度といったテーマで順にイベントを開催します。
良い事 ② 本選考期間前に選考を体験できる。
エントリーシート、適性検査、グループディスカッション、面接。どれも普段の学生生活とはかけ離れたもの。
見知らぬ父親世代との会話、見知らぬ大量のリクルートスーツ集団。全ては慣れです。早いうちから経験しましょう。
良い事 ③ 早期選考に呼ばれることがある。
インターンシップでの姿勢や、経歴から本選考より前の時期に選考やイベントに呼ばれる事は往々にしてあります。
採用にもインターンシップ枠があり、そこから大半を採用する企業もありますので、早く就活を終わらせたい方は参加しておくに越したことはないですね。
選考対策
では、実際にどの様に選考対策を行うのか下記に紹介していきます。
適性検査:市販の本一冊買ってください。(メルカリでも何でも構いません。少し古くても平気です。一周解いてみて、簡単だったな、と思ったらもう対策は不要です。
一般的に中学生レベルと言われていますので、特段苦手意識がなければ問題ないかと思います。少し難しかったなと思う方は、もう一周しておきましょう。その程度の対策で十分です。
www.amazon.co.jp
https://www.amazon.co.jp/%E9%81%A9%E6%80%A7%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%83%BBSPI-%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%B0%B1%E8%81%B7-%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%83%BB%E5%B0%B1%E8%81%B7%E3%83%BBMBA-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%AB%E5%88%A5/b?ie=UTF8&node=505476
エントリーシート:早めに自己PRと学生時代頑張ったこと、長所短所を完成させましょう。正直、どこの企業でも聞かれます。英会話で言うHello!How are you?位頻出です。
全て自己分析が必要になりますが、最初は形式ばったもので構いません。ONECAREER等に先輩のES例が沢山載っているので、初めは真似して書いてみましょう。
就活を進めるうちに否が応でも自己分析 (自問自答) する事になるので、その後ブラッシュアップしましょう。面接までには自分の言葉で話せるようになっていてくださいね。
(ワンキャリアはこの時期からオンラインでバンバン大手の合同企業説明会を行っているのでお勧めです。
志望動機ですが、初期はその企業を礼賛しがちですが、企業への礼賛をメインにすると落ちます。
何故なら何故、その企業を志望するに至ったか、という自身のエピソードを聞く為の場であり、褒められていい気持ちになる場ではないからです。
なので、どのタイミングでその企業を知ったのか、何に魅力を感じたのか、その魅力を感じる要因となった自分の経験、その会社に入ったらどの様な仕事をしたいのか、について書ければ完璧です。
面白さマニアックさは求めていないので、自分の言葉で伝えられる文章にしましょう。
企業研究については後述します。
文章は勿論伝わるものである必要があります。
メーカーやシンクタンク等長文のエントリーシートを書かせる場所以外は、基本的に社会人の大人であれば対応可能ですので、身近な社会人を捕まえて、推敲を依頼するのがおすすめです。
グループディスカッション:対策セミナーが沢山ありますので、是非参加してみてください。セミナーに企業が参加しており、お土産にインターン参加権や早期選考参加権等のお土産がもらえる事があります。
現在はこの様な状況下なので、実践のセミナーの機会は少ないですが、その他セミナーも沢山開催されています。
外コン等ケース問題対策 ハイレベル就活向け
factlogic.jp
面接:人に見てもらいましょう。キャリアセンターなどで対策をしてもらえるところもあると聞きますが、家族でも誰でも構いません。
エントリーシートの項目について質問してもらい、何故そうなのか、どう行動したのか、その結果なにに繋がっているのか、について自分の言葉で話せる練習をしましょう。
企業研究のコツ
現在の状況下、オンラインでの情報収集がメインとなるかと思います。
その際には、採用ホームページだけではなく、会社自体のホームページを見てみましょう。
実際にその会社に何人いるのか、どこの事業に力を入れているのか、何を目指しているのか、が分かります。
特に投資家向けのIRのページを見ると、よくわかります。
例えば、人事が海外事業についてアピールしてきたとしても、売り上げや投資額が極端に少なかった場合、自身がその仕事に携われる機会は、すごく少ないですよね、という具合に。
後は組織図が見られる企業については、組織図も確認しましょう。総合職採用だけど、何の仕事をする可能性が高いのか、人事に聞いてもはぐらかされる場合に()有効です。
例えば営業部署が極端に多い場合は、営業で働く可能性が高い、等です。
業界地図のすゝめ
今まで割と小手先の話をしてきましたが、ここから覚悟を決める編です。
もし先述の様に行動をすると誰しもが、こういう状況に陥ります。
情報が多すぎて、処理で切れないよーーーーーーと。(このフレーズどっかで聞いたことあるな、おい。
ここからは筋道を立てます。自分が興味を持っている企業、自分の考えを整理する事で、就活を体系立てていきます。
まず業界地図を開きます。個人的就活二大神器はワンキャリアと業界地図です。どこの出版社でも構いません。
業界地図とは、業界ごとにページが分かれており、その業界の企業や資本関係が描かれている優れものです。
なので、マイナビリクナビワンキャリ等、調べてはいても業界の全体像が見えない場合にお勧めです。
人事としては、何故この業界の中でもうちなの?という疑問は必ずありますので、他社ではなくて、その会社を選ぶ理由を述べる必要があります。
つまりどんな同業他社があるのか、どこに違いがあるのかを知る必要があります。そんな時に検索以外に一目で同業他社を知れるのが、業界地図になります。
就活始めたてで、リクナビマイナビじゃやる気が出ない、という方にもおすすめです。こちらは企業の勢力変更等もありますので、最新版が望ましいですが、1年位前のものであれば許容範囲でしょう。
就活の軸
インターンやイベントにエントリー参加をし、更に業界地図で同業他社を知ると、頭の中には既に30社40社と企業名が並んでいるはずです。
全ての会社の全てに参加をできる訳ではないので、優先順位をつけていきます。
この優先順位をつける作業を経て、初めて所謂就活の軸が出来てきます。
初期に何となく思い描いた軸を更新しないと、最終的には弱いかな、と思うので、自分の持つ情報が増える度にブラッシュアップしていきましょう。
① まず、頭の中にあるその数十社を業界毎に一覧にします。(紙でもExcelでも構いません。
② その企業名の横に何故、その企業を魅力的に思うのか、三つずつキーワードを書いていってみてください。
③ ここで一つも浮かび上がらなかったら、リストから外して、別の紙に企業名だけ残しておいてください。
④ 全ての会社に書き終わったら、そのキーワードを分類していってみてください。必ず同じキーワードが複数回でてくるはずです。
⑤ そのキーワードを出てきた回数順に並び替えてください。
⑥ その上位のキーワードが現在の就職活動の軸です。
⑦ 上位のキーワードが多く含まれる順に企業名を並び替えてください。
⑧ 並んだ順が今の志望順位です。
//重要// ⑨ 本当に一番上にきた企業に行きたいのか、胸に手を当てて考えてみてください。
⑩ もし違ったのであれば、何故違うのか、を考えてみてください。この時に先程一個も魅力が思い浮かばなかった企業の、思い浮かばなかった理由、嫌だった理由を併せて考えると捗ります。
⑪ 改めて、②のキーワードを見直してみて、志望順を完成させてください。
軸の深堀と自己分析
志望順が完成したら、上位のキーワードを何故魅力に感じるか、1つずつエピソードを書いてみてください。
例えば、給与が高い、安定収入が上位に来る場合、自身を振り返って、例えば今まで裕福ではなく苦労したから、とか、将来の夢の為にお金を貯めたい、とか。
その次に上位のキーワードを実現する為には、どの様な仕事をすべきか、上位の企業の組織図、採用HP等をみて、一社毎に志望する職種を書き出してみて下さい。書き出した職種があまりにもばらける様であれば、もう一度キーワードを見直してみて下さい。
ぼんやりと分かるけれども、どの職種か部門か、はたまたその仕事が本当にその会社にあるのか、自分が携われる機会があるのか、調べても分からない、そんなときに初めて、OB訪問をする必要が出てきます。
自分が求めているものが、そこにあるのか分からない、その段になって初めて、OB訪問の真価が発揮されます。OB訪問や人事への質問は検証の場にしてください。自己PRではありません。
逆に言うとそこまで疑問が明確になっていない状態でOB訪問をするのは、社会人の時間を無駄にするのでやめましょう。
採用経験者など学生の求める話ができる社員も一部いますが、大半は社員側も何を話したらいいか分からない状態です。
就活の相談や愚痴は先輩や友達、エージェントの方にしてみて下さいね!
逆に調べても分からない事があるのに、コンタクトをとる勇気がない場合は、臆病な心捨てて、飛び込んで行ってみて下さいね、積極的に動けなければ働けません。
にっちもさっちもいかない場合
基本的には上記の検証の段階まで行く事が出来れば、比較的売り手市場の現在では、どこかしらの企業に縁があるはずです。
それでもまだどうにもうまくいかない、不安で仕方がない、そんな場合は、是非新卒紹介や就活支援団体、私の様に趣味で就活支援を行っている大人、オファー型のサービスなどを活用してみて下さい!
新卒紹介は、エージェント方が、面談を行ったうえで、企業を紹介、選考の案内をしてくれるので、ハードルがかなり下がると思います。
マイナビにも新卒紹介があります。
https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/shinsotsu.mynavi-agent.jp
就活支援団体は、自己分析のお手伝いや、選考対策イベント、企業イベント等の開催もあります。(全国区)
en-courage.com
プロフィールを登録するだけで、オファーがもらえるサービス。
iroots.jp
学校の近くの就活カフェなどもあります。(全国区)
shirucafe.com
以上、ご参考まででした~就活頑張ってください~私も個人で面倒見るので、良ければ声がけを~