エンターテイメントってなんだろな - 嵐で色々溶かされてしまった
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。昨年は考え事を沢山した一年でしたが、"エンターテイメント"というものについてよく考えた年でした。
コロナが流行る前に、ジャニーズJr. Travis Japanに出会い、所謂エンタメに人生で初めてどっぷりと浸かりました。
3歳から大学3年生まで現役でバレエ・ダンスを続けていて、芸術や教養について想いを馳せた事はあったものの、"エンターテイメント"についてここまで想いを馳せたのは初めてでした。
▪︎"エンタメは?" "救い"
"エンターテイメント"って何ですか? とある敬愛する、エンタメをこよなく愛するお姉さん(同い年だけど)に聞いた。"救い" 彼女は即答した。
"気持ちが落ちてる時には明るい気持ちにさせてくれて、頑張ろうと思う時は目指すべき場所になる。"
"アイドルになれるなら、なりたい?" 笑顔で "うん" と即答した。
昨日の紅白。年末のSASUKE。
"今年だからこそ、何年ぶりに、何十年ぶりに出演、出場しました。"
"自分に何か出来る事はないかと思い。"
"自分のパフォーマンスで元気になって貰えたら。"
昨日の嵐。紅白でのカイトのパフォーマンスと活動休止前LIVE最後に松潤が放った一言。
▪︎"カイト"を聴いて涙が止まらなかった
"小さな頃に見た 高く飛んでいくカイト 離さないよう ぎゅっと強く 握りしめていた糸"
ぼーっと去年目にする筈だったオリンピックで喜ぶ人々の熱、目にする筈だった担当船が浮かぶ海風・潮の匂いを感じた。
"離れた未来は 1番星の側に そこから何が見えるのか ずっと知りたかった"
オリンピックを実現させる為に汗水流して動いた人・世界と働く事を夢見て上空を通過する飛行機を眺めていた幼き自分。
どんどん実現から遠ざかる悲しみ・分からない事ばかりで必死に電車の中で勉強していた頃を思い出した。
"母は言った 「泣かないで」と
父は言った「逃げていい」と
その度にやまない夢と 空の青さを知っていく"
ぼろぼろになって実家から電話を貰って、もう頑張らなくていいよ、と迎え入れてもらった事。それでも元気に成る程、家族とうまくいかなくなってしまった事。両親に助けて貰ったにも関わらず傷つけてしまった事に悲しくなり、TVを前にぼろぼろと泣いてしまった。
"風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて 君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ"
2020年に傷付いた事、悲しかった事全てが "カイト" という歌に浄化された気がした。
▪︎嵐とジャニーズJr. Travis Japan
その次の "君のうた"
嵐のバックにキスマイ兄さんに頂いた衣装を履いて出たTravis Japanの6人。
ジャニーズJr.推してるの?いくつ?同年代?まだデビューしてないの?
トラジャの話をする度に掛けられる言葉。
でも"君のうた"で現れた6人の姿を見て、彼らが今ジャニーズJr.だから、嵐の休止前最後のLIVEで共演出来て、後輩として紹介して貰えて、紅白の場に立てたんだと思ったら、何故だか分からないが、
まだデビューしてないの?の呪縛から解かれた気がして、気が抜けて、ふらっと倒れそうになった。
それと同時に出られなかった中村海人、SnowManを想い悲しく、悔しい気持ちになった。
▪︎松潤の言葉と2021年への希望
"あと2時間あまりで年が明けて、僕たちの嵐がいったん止みます。嵐が去った後に虹のかかった美しい空がどうか皆さんの前に広がりますよう"
中高生時代カラオケで歌っていた学校で流れていた車で流れていた嵐。たまたま妹が嵐ファンで何故かアルバム曲もかなり知っている嵐。
嵐の様な21年の活動と言うが、彼らが世に広く知られる様になったのは、10周年の頃から。
その後ほどなくして国民的アイドルとして席巻してきた嵐が、松潤が、自分たちのグループ名を掛けて、希望を抱く事が難しい2021年に希望を与えてくれた。
紛れもなく、国民的アイドルである彼だからこそ、希望を与えるというアイドルとしての役割を、1番格好良く全うしてくれた瞬間だった。
あぁ、虹が、掛かるかもしれないんだ。紛れもなくあの時配信を観ていた多くの人々が希望を抱けたと思う。
あぁ、エンターテイメントは"救い"なんだ。そして希望を背負う人数が多ければ多い程、重圧がのしかかるんだ。
そしてそれでも尚輝いて希望を与え続ける
アイドルって良いなぁ。